| 現在のホイール | J | (例:5.5J→5.5) | ↓計算する↓ | |
| mm | (例:ET10→10) | |||
| 交換後のホイール | J | (例:7.0J→7.0) | ||
| mm | (例:ET10→10) |
※あくまで目安です。自己責任においてご利用ください。安全第一のカーライフを。
ホイールのオフセット(インセット)とは?
ホイールのオフセット(インセット)とは、ホイールのリム幅の中心線(センターライン)から、車体側のハブ取付面(ディスク面)までの距離をミリ単位(mm)で表した数値です。ホイールの装着位置を左右する最も重要なスペックの一つです。
3つの基本区分(インセット・ゼロセット・アウトセット)
- インセット(旧称: +オフセット / ポジティブオフセット): 取付面が中心線より「車体外側」にある状態。現在の市販乗用車の多くで採用されています。数値が大きくなるほどホイールは車体内側(奥)へ引っ込みます。
- ゼロセット(旧称: 0オフセット): 取付面と中心線が完全に一致(0mm)している状態です。
- アウトセット(旧称: -オフセット / ネガティブオフセット): 取付面が中心線より「車体内側」にある状態。ホイール全体が外側へ大きく張り出し、リムの深い「深リム(ディープリム)」形状になります。
※2008年7月、国際標準化機構(ISO)規格への整合に伴い、日本国内規格(JATMA/JASO)でも従来の「オフセット」から「インセット」「ゼロセット」「アウトセット」へと呼称が正式改定されました。当サイトの計算機では旧称・新規格いずれの数値もそのままご入力いただけます。
ツライチ・はみ出し量の計算方法とリム幅(J数)の基礎知識
ホイールをフェンダー面と美しく揃える「ツライチ」を実現するには、リム幅(太さ)とオフセットの双方がタイヤ・ホイール位置にどう影響するかを把握する必要があります。
リム幅の換算
ホイールのリム幅はインチ単位で表され、1インチは25.4mmです。「7.0J」の場合、7.0がリム幅(インチ)、Jがリムフランジの形状を表します。リム幅を1インチ広げると、インセットが同じ場合、内側と外側にそれぞれ12.7mmずつ広がります。
出代変化の計算公式
- 外側出代の変化(mm) = (交換後リム幅 - 現在リム幅) × 25.4 ÷ 2 - (交換後オフセット - 現在オフセット)
(プラス値:外側へ突出=ツライチ化/ハミ出し注意、マイナス値:内側へ引っ込み) - 内側出代の変化(mm) = (交換後リム幅 - 現在リム幅) × 25.4 ÷ 2 + (交換後オフセット - 現在オフセット)
(プラス値:車体内側へ突出=サスペンション・ショック等への干渉注意)
車高を下げたりタイヤサイズを変更した場合もクリアランスが変化します。内側クリアランス(ショックアブソーバーやブレーキキャリパーとの干渉)と外側クリアランス(フェンダーツメやライナーとの干渉)を必ず両面からご確認ください。
車検におけるホイール・タイヤのハミ出し保安基準
道路運送車両の保安基準(第18条)により、車体外側への回転部分の突出は厳しく制限されています。公道走行および車検合格には以下の基準を満たす必要があります。
測定範囲(前方30度・後方50度ルール)
車検時の突出測定は、ホイール中心軸を通る鉛直面(頂点)を基準として、「前方30度」から「後方50度」の扇形範囲において行われます。フェンダーの真上だけでなく、前後の斜め方向も突出していないか確認が必須です。
タイヤ側面の緩和とホイール金属部の突出禁止
2017年6月の保安基準改正により、一定の乗用車については、指定された測定範囲内で最外側となる部分がタイヤの場合、車体外側への突出量が10mm未満であれば、突出していないものとみなされます。ただし、ホイールリムやディスク面などの硬質部分には、この緩和規定は適用されません。車種や車両の条件によって適用可否が異なります。
よくある質問(FAQ)
Q1オフセットとインセットの違いは何ですか?
Aオフセットとインセットは同一の測定基準を指しています。以前は「オフセット」と呼ばれていましたが、2008年7月に国際標準化機構(ISO)規格に準拠して「インセット(+オフセット)」「ゼロセット(0オフセット)」「アウトセット(-オフセット)」に名称が改定されました。当計算機ではどちらの表記でも同じ数値としてご利用いただけます。
Q2リム幅を1J太くすると何mm外側・内側に出ますか?
Aリム幅の1J(インチ)は25.4mmです。オフセットが同一の場合、ホイール中心から均等に広がるため、外側と内側にそれぞれ半分ずつ(12.7mmずつ)広がります。例えば7.0Jから8.0Jに変更すると、内外に12.7mmずつ拡大します。
Q3マイナスのオフセット(アウトセット)とは何ですか?
Aホイールのハブ取付面がホイール中心線よりも車体内側にある状態を指します(ISO規格呼称:アウトセット)。中心より内側に取付面があるため、ホイール全体が外側に大きく張り出し、深リム(ディープリム)形状になります。オフセット計算機には「-10」のようにマイナス数値をそのまま入力してシミュレーションできます。
Q4車検に通るはみ出しの保安基準はどうなっていますか?
A道路運送車両の保安基準では、タイヤ中心から「前方30度・後方50度」の範囲において、車体(フェンダー)からタイヤ・ホイールが突出していないことが求められます。保安基準の改正によりタイヤ側面(ゴム部分)のみ10mm未満の突出が認められるケースがありますが、ホイールリムやセンターキャップ、ボルト・ナット等の突出は一切認められません。
Q5ホイールスペーサーを装着した場合の計算方法は?
Aホイールスペーサーを装着すると、その厚み分だけホイール全体が外側にオフセットされます。計算上は「オフセット値からスペーサーの厚み(mm)を引いた値」としてシミュレーションできます(例: インセット+45mmのホイールに5mmスペーサーを装着すると、実質+40mm相当)。
